坂道の多い街でベビーカー育児は大変?1年間使ってわかったリアルな体験談
「家の前に坂道があるけど、ベビーカーで大丈夫かな?」
「毎日のように坂を上り下りすることになったら大変そう……」
これからベビーカーを使い始める方や、坂道のある場所での生活を考えている方なら、こんな不安を感じることもあるのではないでしょうか。
私も、家の前が坂道という環境でベビーカー生活を始めることになり、購入前から
「下り坂でベビーカーが勝手に進んだらどうしよう」
「もし手が離れてしまったら……」
と不安に思っていました。
しかも、買い物や駅までの道にも坂道があります。
それでも、リストストラップを取り入れ、坂道では慎重に操作することで、1年間ベビーカー生活を続けることができました。
さらに、坂道を避けるルートを選んだり、重い買い物を宅配にしたり。
「坂道を攻略する」のではなく、「坂道で無理をしない」よう工夫したことも、長く続けられた理由だと感じています。
この記事では、坂道のある環境で1年間ベビーカーを使ってわかったことや、実際にしていた対策を紹介します。
「坂道があるからベビーカーは無理かも」と悩んでいる方が、自分の生活ならどうすれば無理なく使えそうかを考えるきっかけになれば嬉しいです。
坂道でのベビーカー生活は大変?1年間使ってみた結論
結論からいうと、坂道でのベビーカー移動は大変ですが、坂道だからといって使用を諦めるほどではありませんでした。
実際に1年間使ってみて感じたのは、大変な場面はあっても、ちょっとした工夫をすれば十分に続けられるということ。
お出かけが苦になったり、「ベビーカーを使わなければよかった」と思ったりすることもありませんでした。
もちろん、坂道ならではの大変さはあります。
下り坂ではしっかり支えていないと前に進んでしまいますし、上り坂はベビーカーが重く、押すのもなかなかしんどい。
それでも我が家では、娘の生後1か月健診をきっかけにベビーカーでのお出かけを始め、それから1年間、毎日のように買い物やお出かけで使ってきました。
使っていたのはアップリカのAB型ベビーカー。
坂道を特別に意識して選んだものではありませんが、リストストラップを取り入れたり、坂道では慎重に操作したり、重い荷物を持たないようにしたり。
特別な対策をたくさんしなくても、日々の使い方を少し工夫することで、坂道のある環境でもベビーカー生活を続けることができました。
我が家はこんな環境|毎日のように坂道をベビーカーで移動
我が家は坂を登ったところに建っているので、どこへ行くにも、まず目の前の坂道を上り下りする必要があります。
しかも、住んでいる地域全体がアップダウンのあるエリア。
一度坂を下ったと思ったら、今度は別の坂を登って……なんてことも珍しくありません。
抱っこ紐も試してみましたが、飲み物など少しでも荷物が重くなると、帰りはもう腕が限界。
さらに、最寄り駅までは徒歩20分もかかります。
そのため、天気の悪い日を除けば、ベビーカーに頼らざるを得ない生活でした。
一番怖かったのは「ベビーカーが手から離れること」
坂道が目の前にある環境で、私が一番恐れていたのは、「ベビーカーが手から離れること」でした。
もし、うっかり手を離してしまって、ベビーカーが思いもよらない方向へ動いてしまったら……。
そう考えるだけで、ゾッとします。
もちろん、ほかにも
「坂道を押すのは重そうだな」
「下り坂で急にスピードが出たらどうしよう」
など、不安に思うことはありました。
でも私にとっては、「扱いにくそう」という不安よりも、「もし手が離れたら」という最悪の事態への恐怖の方が大きかったんです。
そのため、ベビーカーを購入する前から、
「坂道で使うなら、もし手が離れてしまったときはどうすればいいんだろう?」
と、ずっと考えていたことを覚えています。
坂道対策に選んだのは「リストストラップ」でした
そこで、私がベビーカーの坂道対策として選んだのが、リストストラップでした。
輪っかになっている部分に手首を通しておけば、万が一ハンドルから手が離れてしまったときも、ベビーカーとのつながりを保てます。
ベビーカーのハンドル部分に紐を通すだけなので、取り付けも簡単。
特別な準備をしなくても使えるので、私にとっては取り入れやすい対策でした。
もちろん、坂道対策としてブレーキ機能付きのベビーカーを選ぶ方法もあります。
ただ、私が一番気になっていたのは、あくまで「手からベビーカーが離れてしまったときにどうするか」ということ。
それなら、ブレーキ機能を使うよりも、そもそもベビーカーが自分から離れていかないようにする方が、私の不安には合っていると考えました。
また、ブレーキ機能付きのベビーカーは価格も上がるため、今回は購入を見送りました。
結果的に、今使っているベビーカーにリストストラップをプラスするだけという方法が、我が家には合っていました。
1年間の坂道ベビーカー生活で気をつけていたこと
リストストラップを使うことで「手から離れてしまったら」という不安はかなり減りました。
ただ、実際に坂道の多い場所でベビーカーを使ってみると、普段の使い方でも気をつけたほうがいいことがいくつかありました。
ここでは、私が1年間の坂道ベビーカー生活で意識していたことを紹介します。
下り坂はゆっくり、体を少し後ろに引いて歩く
下り坂では、どうしてもベビーカーが前に進もうとするので、普段よりスピードが出やすくなります。
そのため、いつもよりゆっくり歩き、体を少し後ろに引くような感覚でベビーカーを支えることを意識していました。
「押して進む」というよりも、「前に行きすぎないように支える」イメージです。
このように意識することで、ベビーカーが急に加速してしまうこともなく、落ち着いて下ることができました。
上り坂では顔を上げて視野を確保する
上り坂では、ベビーカーを押すことに必死になって、ついつい足元に目線がいきがち。
しかも、坂の角度によってはベビーカーが自分の斜め上にくるため、前方が見えにくくなることもあります。
だからこそ私は、「顔を上げて前を見る」ことを意識していました。
坂道を上るのは大変ですが、前方の状況を確認できるよう、できるだけ視野を確保しながら歩くようにしていました。
ハンドルに重い荷物をかけない
坂道で特に気をつけていたのが、ハンドルに荷物をかけすぎないことです。
ハンドルに重い荷物をかけると、ベビーカーの前輪が浮いて、後ろに傾く「ウィリー状態」になりやすくなります。
そのため、買い物したものは基本的に下カゴへ。
ハンドルにかける場合も、パンやお菓子など、できるだけ軽いものだけにしていました。
坂道ではただでさえベビーカーの操作に気を使うので、荷物でバランスを崩さないようにしていました。
重い買い物は宅配やネット通販に頼る
そして、我が家では「重いものをベビーカーで運ばない」ことも大切にしていました。
具体的には、お米や飲み物のケース買いなどです。
ベビーカーの重心を気にしながら、重たい荷物まで積んで坂道を上り下りするのは、なかなか大変。
そこで、重いものは宅配やネット通販を利用したり、週末に夫と車で買いに行ったりしていました。
「坂道を安全に攻略する」だけではなく、そもそもベビーカーに負担をかける状況を減らす。
これも、坂道のある生活を続けるうえではかなり大きかったと思います。
坂道のある街でベビーカーを使うなら、事前に考えておきたいこと
坂道のある環境でベビーカーを使う場合、「坂道があるけど大丈夫かな?」だけで判断するのではなく、自分の生活に当てはめて考えてみることも大切だと思います。
私自身、1年間坂道でベビーカーを使ってみて、「ここは事前に考えておくとよかったな」と思うポイントをまとめました。
普段通るルートを確認しておく
まず確認しておきたいのが、普段どんな道を通るのかです。
「家の前に坂がある」というだけではなく、
- 坂道はどのくらい続くのか
- 傾斜はどのくらいあるのか
- 坂道は何か所あるのか
- 道幅は狭くないか
- 車や自転車の交通量は多くないか
- 歩道はあるか
- 坂道の途中に段差などはないか
など、実際にベビーカーを押して歩くことを想像して確認してみるといいと思います。
我が家の場合は、家の前だけでなく、駅や買い物先へ向かう途中にもアップダウンがありました。
「坂があるか」だけではなく、「どんな坂を、どのくらいの距離・頻度で通るのか」を考えておくと、生活をイメージしやすいと思います。
坂道を避けられるルートがないか探してみる
ベビーカーを使うようになってから、「一番近い道=一番ラクな道ではない」と感じるようになりました。
例えば、いつも利用するドラッグストアは、最短ルートで行くと坂道が続きます。
そこで、少し遠回りにはなりますが、坂の少ない別ルートを使うようにしています。
また、家から少し離れた場所にあるスーパーも、平坦で道幅が広いため、散歩も兼ねてよく利用しています。
ついつい「一番近いスーパー」「最短ルート」と考えがちですが、少し遠回りでも、歩きやすい道を選ぶこともベビーカー生活のしやすさにつながると感じました。
普段利用するスーパーやドラッグストア、駅などへの道を一度見直して、「坂が少なくて歩きやすいルート」を探してみるのもおすすめです。
抱っこ紐との使い分けができるか考える
坂道があるからといって、すべての移動をベビーカーでする必要はありません。
近所への短時間のお出かけなら抱っこ紐、少し遠くまで行くときや荷物が多いときはベビーカーなど、状況に合わせて使い分けられるかを考えてみるのも大切だと思います。
我が家もベビーカーがメインでしたが、天気が悪い日や娘がぐずったときなど、抱っこ紐に助けられる場面はありました。
一方で、飲み物などで荷物が重くなると、抱っこ紐での長距離移動は私にはかなり大変でした。
そのため、「どのくらいの距離なら抱っこ紐で無理なく移動できるか」を考えて、ベビーカーと使い分けるのがおすすめです。
「坂道でもベビーカーで何とかしよう」と考えるのではなく、ベビーカーと抱っこ紐を状況に合わせて使えることが、坂道のある生活では過ごしやすさにつながると感じました。
重い・かさばる買い物をどうするか考えておく
坂道のある生活では、赤ちゃんを乗せたベビーカーに、さらに重い荷物を載せるのも負担になります。
特に、
- お米
- 飲み物
- トイレットペーパーなど、かさばるもの
などをどうやって運ぶかも、あらかじめ考えておきたいポイントです。
我が家では、重いものやかさばるものはコープの宅配やネット通販を利用し、週末に夫と車で買い物をすることもありました。
「赤ちゃんを乗せたベビーカーで、重い荷物まで坂道を運ぶ必要があるか?」
ここを事前に考えておくだけでも、ベビーカー生活の負担はかなり変わると思います。
ワンオペで坂道を通る頻度も考える
もう一つ考えておきたいのが、どのくらいの頻度で坂道を通るのかということ。
我が家の場合、平日は娘と2人きりで過ごすことが多く、ずっと家の中にいるのも私自身がしんどかったので、1日に1〜2回は買い物や散歩でベビーカーを使って外に出ていました。
家の目の前が坂道だったこともあり、必然的に坂を上り下りする機会も多め。
しかも、ワンオペなので、坂道で誰かに横からサポートしてもらえるわけではありません。
だからこそ、
「この坂道を、赤ちゃんとベビーカーを連れて毎日のように通っても無理なく生活できるか?」
という視点で考えるようにしていました。
週末のお出かけでたまに坂道を使うだけなら気にならなくても、毎日の買い物や散歩で使うとなると話は別。
坂道を通る頻度が高い場合は、その環境でのベビーカー生活を毎日のこととして続けられるかまで考えておくと安心です。
まとめ|坂道の多い街でも、工夫しながらベビーカー育児はできました
結論、我が家ではリストストラップをつけることと、移動や買い物の仕方を工夫することで、坂道の多い街でも1年間ベビーカー生活を送ることができました。
振り返ってみると、坂道を無理に攻略するというより、坂道を避けられるルートを選んだり、抱っこ紐と使い分けたり、重い荷物は宅配にしたりと、無理なく生活できる方法を考えたことが大きかったと感じています。
家の前が坂道でも、「坂道だからベビーカーは無理」と最初から諦める必要はありませんでした。
坂の傾斜や道の広さ、利用する頻度などは家庭によって異なりますが、この記事が、坂道のある環境でベビーカーを使おうか迷っている方の参考になれば嬉しいです。
