モンテッソーリ教育は家庭でできる?特別な教具なしで実践したわが家の体験談
モンテッソーリ教育を家庭で取り入れてみたいけれど、「なんだか大変そう……」「お金や手間がかかりそう」と、ハードルの高さを感じていませんか?
結論からいうと、専門知識のない素人ママの私でも、娘が0歳の頃から現在の1歳に至るまで、家庭でモンテッソーリ教育を続けてこられました。


わが家では、家にあるおもちゃや100均アイテムも活用しながら、娘の成長に合わせて少しずつ環境を整えてきました。
今回は、わが家で実際にどのようにモンテッソーリ教育を取り入れてきたのか、0歳からの実践例を時系列で紹介します。
あわせて、1年以上続けてきたからこそ感じた、無理なく続けるためのコツもまとめました。
これから家庭で始めようか迷っている方や、自分にもできるのか不安に感じている方の参考になればうれしいです。
モンテッソーリ教育は家庭でもできる?
結論からいうと、特別な資格や専門知識がない私でも、家庭でモンテッソーリ教育を取り入れることができました。
0歳から1年以上実践してきたなかで、家庭でもできると感じた理由は3つあります。
- 専門知識がなくても始められる
- お金をかけなくても始められる
- 掃除や片付けなど、日常生活も学びになる
専門知識がなくても始められる
モンテッソーリ教育では、子どもの興味や成長に合わせて、やりたいことに取り組める環境を整えることが大切にされています。
親が一方的に知識を教え込む教育ではないため、専門知識や子育ての経験がない私でも、本を参考にしながら実践することができました。
お金をかけなくても始められる
モンテッソーリ教育と聞くと、専用の教具をそろえる必要があると思うかもしれません。
しかし、わが家では、もともと持っていたおもちゃや100均のアイテムも活用してきました。
高価な教具を最初から買いそろえなくても、身近なものを工夫することで、家庭でできることはあります。
掃除や片付けなど、日常生活も学びになる
モンテッソーリ教育では、掃除や洗濯など、日常生活の動作も学びの一つとして捉えます。
わが家の娘も、1歳を過ぎた頃から「自分でやりたい」という気持ちが強くなり、ふきんでテーブルを拭いたり、フローリングモップを押したりするようになりました。
特別な遊びを用意しなくても、毎日の生活の中に学びの機会があるのは、家庭で取り入れやすいところだと感じています。
わが家は0歳からモンテッソーリ教育を取り入れました
わが家では、モンテッソーリ教育の本を参考に、娘が0歳の頃から家庭で実践してきました。
参考にしたのは、子どもの発達段階や年齢に合わせて、どのようなおもちゃや環境を用意すればよいかが分かりやすく紹介されている本です。


100均アイテムで手作りできるおもちゃのアイデアも紹介されていて、「これなら私にもできそう!」と思えたことが、実践するきっかけになりました。
では、実際にどのようなことをしてきたのか、娘の成長に合わせて紹介します。
ねんね期〜お座り期:手持ちのおもちゃを活用
まずは、目の運動になるようにメリーを設置。(本ではモビールと書かれていましたが、既に所有していたメリーがあったので、そちらを活用しました。)
そして、ものをつかみ始めたら、出産祝いでいただいたラトル達を「にぎにぎの練習用」に活用。複数もらっていたので、定期的に入れ替えて遊ばせてました。
その後、お座りが安定してきたら今度はハイハイのサポート。
ハイハイを促す工夫として、触ると転がるオーボールなどのおもちゃを置きました。

この時期はプレゼントなどで持っているおもちゃもたくさんあったので、新たに何か用意することはほとんどありませんでした。
ハイハイ〜つかまり立ち期:家にある家具も活用
ハイハイが上達してきた頃には、少し高い場所にもおもちゃを置いて、つかまり立ちを促す環境づくり。

例えば、ソファの上やダイニングチェアの上などです。
始めの頃は見上げるだけでしたが、徐々に手を伸ばすようになり、やがてつかまり立ちをするようになりました。
もちろん、おもちゃを置いたことだけがきっかけとは限りませんが、上体を起こしたり少し高いところへ手を伸ばす動作が、いい運動になっていたのではと感じます。
一人立ち期:おもちゃの見直しと棚の導入
娘が一人で立てる頃になると、物がだいぶ増えてきたので、おもちゃ・絵本類を整理整頓。
不要なものは手放し、逆に足りていない・今後必要そうなおもちゃや絵本は追加しました。
合わせて、オープンラック棚・絵本棚も購入。
おもちゃ・絵本の数も厳選し、ようやくおもちゃを自分で選びやすい環境になってきました。

↓成長したら2段重ねにできるタイプを選びました

当時は、娘がおもちゃ箱の中身を全部取り出して、あちこち散らかし放題でした…。
数を厳選したこと・収納場所を整えたことはタイミング的に良かったです!
歩行が安定した頃:いよいよ机と椅子を購入
娘の歩行が安定してきた頃、いよいよ机と椅子を購入しました。
選んだのは、大和屋の「ノスタ」というシリーズ。
以前から大和屋の食事用椅子を使っていて、木の温かみや丸みのある脚のデザインが気に入っていたこともあり、こちらを選びました。
最初の1か月ほどは、机によじ登ってしまうこともありましたが、2か月ほど経つと、お気に入りの絵本を自分で持ってきて、椅子に座りながら読む姿が見られるように。
机でお絵描きをしたり、マグカップで水を飲んだりすることも増えていきました。
家庭で取り入れてみて、娘の成長に変化はあった?
家庭でモンテッソーリ教育を取り入れてきて、娘の遊び方や日常生活での行動に変化を感じています。
もちろん、成長に伴う自然な変化もあると思いますが、環境を整えたことで気づいたこともありました。
おもちゃでじっくり遊び、自分で絵本を選ぶように
おもちゃや絵本の数を厳選し、棚に並べるようになってから、一つのおもちゃでじっくり遊ぶ姿が増えてきました。
また、以前は私が選んでいた絵本も、自分で棚から取り出すように。自分で選べる環境を整えたことで見られた、嬉しい変化です。
手先が器用になり、日常生活でも自分でやろうとする姿が増えた
もう一つ感じているのが、手先を使った遊びや、日常生活でできることが増えてきたことです。
ボールを穴に落とす、シールを剥がして貼る、コインを貯金箱に入れるなど、娘は日に日に器用になっています。
日常生活においても、ズボンを履こうとしたり、机を拭いてみたりと、「自分でやろう」という強い意欲が感じられます。
モンテッソーリ教育だけのおかげとは言い切れないけれど
こうした変化が、すべてモンテッソーリ教育のおかげだとは言い切れませんが、できることを増やす一つの要因にはなっていると感じています。
娘が興味を持ったものを試せるようにしたり、自分でおもちゃや絵本を選べるようにしたり。
そうした環境づくりが、娘の成長を支える一つの要素になっているのかもしれません。
家庭でモンテッソーリ教育を無理なく続けるための4つのコツ
家庭でモンテッソーリ教育を取り入れてみたいと思っても、「自分に続けられるかな?」「どうすれば無理なく続けられるんだろう?」と不安に感じる方もいるのではないでしょうか。
そこで、0歳から1年以上実践してきた私が、無理なく続けるためのコツを紹介します。
おもちゃで遊ばない日があっても気にしない
用意したおもちゃで遊ばなくても、気にしすぎなくて大丈夫です。
1歳を過ぎた娘も、公園へ行きたがったり、抱っこやおんぶを求めたりして、おもちゃでまったく遊ばない日があります。
以前は「もっとおもちゃで遊んでよ!」と思いましたが、今は何で遊ぶかどうかも娘自身が決めることだと捉えています。
理想とかけ離れていても、気長に待つ
環境を整えても、すぐに理想どおりにできるとは限りません。思い描いていた姿と違っていても、焦らず気長に見守りましょう。
我が家も、棚からおもちゃを全部取り出して床にポイしたり、机によじ登ろうとしたり…「こんなんでお家モンテできるのか?」状態からスタートしました。
すぐにできることを求めず、今はまだ練習中なのだと考えると、焦らず見守れるようになりました。
成長には個人差があることを忘れない
成長には個人差があるので、ほかの子の様子を参考にしすぎないことも大切です。
私もYouTubeで、同じ月齢くらいの子がモンテッソーリ教育に取り組む姿を見て、焦ったことがありました。
でも、「違う違う。大事なのは、本人のやりたい気持ちを尊重することと、その子に合った環境を用意することだ」と思い直し、そうした動画を見るのをキッパリやめました。
絵本やおもちゃにこだわり過ぎない
「モンテッソーリ」「知育」「木製」などにこだわりすぎると、
- ギフトでいただいたものを活用できない
- 娘が気に入っているのに条件に合わないからと買ってあげられない
- お金に羽が生える(笑)
など、悲しいことが増えてしまいます。
家にあるものや100均のアイテムも活用しながら、無理のない範囲で取り入れていくのがおすすめです。
わが家なりのモンテッソーリ教育を続けて感じたこと
わが家では、本を参考にしながら、家にあるおもちゃや100均アイテムも活用し、できる範囲でモンテッソーリ教育を取り入れてきました。
1年以上続けてきて感じるのは、完璧を目指しすぎないくらいが、家庭で実践するにはちょうどいいということです。
- おもちゃで遊ばない日があっても気にしない
- 理想とかけ離れていても、気長に待つ
- 成長には個人差があることを忘れない
- 絵本やおもちゃにこだわり過ぎない
「思い描いたとおりにいかないのが当然」くらいに思っておくことで、無理なく続けられていると感じています。
これからも本を参考にしながら、娘の様子をよく観察し、わが家に合った形でモンテッソーリ教育を続けていきたいと思います。
